鉛のような体で
体に鉛のような重さを感じつつ、ベッドの上で溶けていた。はぐれメタルスライムみたいな。
ご存知だとは思いますが、うつの症状として鉛様麻痺というものがあります。
手足や全身が、鉛のように重く感じられる状態。強い疲労感があり、容易に立ち上がることもできなくなる。
これがしんどい。読書やゲームなんてできたもんじゃない。座っているのすらしんどい。横になることしかできない。こんなことを言っていると「甘えでは?」と言われそうですが、
じゃあお前なってみろよ!!!!!
トイレに行くまでにも1時間かかることがあります。やっとの思いで立ち上がっても、立ち眩みがして座り込んでしまったり。ベッドから立ち上がると高確率で立ち眩みが起こります。目の前が真っ暗になってサーッと血が引く様な感覚。あれちょっと癖になる。
これといった対処法が思いつかないのが困ります。今のところ、体を動かせそうになるのを待つしかありません。それまでは横になってスマホぽちぽち。正直、もっと有意義に過ごせたら良いのにと思います。
無理して立ち上がって椅子に座ってみても、怠くてすぐにベッドに逆戻り…なんてことがよくあります。そして溶けるように横になる。
単に体が重いってだけじゃないんですよね。心もどんより重い。だから何もする気になれない。いや、映画観たりゲームしたりしたい気持ちは多少あるんだけど、行動に移せない。
やっぱりこれ、「甘え」なのでしょうか。どうしてみんな怠くても動けるんだ。本当に本当に本当に理解ができない。私は性格的に無気力で面倒くさがりではありますが、この怠さは「面倒」という表現で片付けて良いようなものでは無い気がします。なんとなく。動くのを面倒くさがってるだけなのかなぁ…。
よく「そんな時は気分転換にストレッチをしてみよう」とか「外の空気を吸ってみよう」とか書いてあるのを見るけど、違うんだ、起き上がるまでが大変なんだ。
駄々こねみたくなってしまった。とにかく、ダメな時は横になってやり過ごすしかない。
実は午前中に少し昼寝をしたのですが、その甲斐あってかこんな駄文を書けるくらいには回復しました。でもまだ何かをインプットできるだけの気力は無いようだ。映画でもゲームでも音楽でも、何か作品に触れるのにはエネルギーを要しますからね。もう少しだけ横になって、気力の回復を待ちたいと思います。
それでは。